機関紙「阪神土建」

ここではその中からいくつかの記事を抜粋して掲載していきます。阪神土建労働組合のことをもっと知りたい!という方必見です。

2017年5月29日更新

第88回統一メーデー西宮集会

心を一つに力を合わせ 暮らしの底上げ実現へ

 5月1日の月曜日、西宮市役所前にある六湛寺公園で第88回統一メーデー西宮集会が行われ、働く者の尊厳を守ろうと誓い合いました。
 西宮集会は、党派色を超えた統一メーデーとして先進的に取り組まれており、今回は31労組・団体から1千269人が参加し、阪神土建からは184人でした。
 集会では「志を同じくするすべての働く者や生活者、関係団体等とひとつになり、働くことを軸とする安心社会の実現に向けて、連帯を強化し全力を挙げる」などのメーデー宣言や、長時間労働が非正規労働や個人請負で働く人ほど切実な問題となっている中、長時間労働を是正する取り組みの強化に向けた特別決議が拍手をもって採択されました。
 恒例のプラカードコンクールでは、立体の部で青年部が第2席を受賞し奮闘しました。
 集会後は「すべての労働者の処遇を改善しよう」などのシュプレヒコールを上げ、JR西宮駅まで約1時間かけてデモ行進を行ないました。

  • 第88回統一メーデー西宮集会平和を願い作成した青年部の作品

関西地協企業交渉

仲間の声を届けるため在阪の大手企業8社へ

 関西地協・大手企業交渉は、毎年、京都、大阪、滋賀など関西の仲間とともに取り組み、今年も4月から5月にかけて在阪の大手ゼネコン・住宅販売企業8社に対して実施しました。

 交渉先となる各企業に対しては、法定福利費確保や現場の労働環境改善に関することなど多岐にわたり、要望書は企業側に事前に送付して交渉をします。
 阪神土建からは、4月に行なわれた大成建設(株)、(株)鴻池組、大和ハウス工業(株)の交渉に、永尾副執行委員長と中野書記長、篠木常任書記が参加しました。


大和ハウス工業(株)報告

 法定福利費について、1次には、別枠支給でほぼ100%請求されていて支払っている。2次以下は、そこまで口出しはできないが、指導は行なっていると回答。
 現場労働者に対する賃金の調査については、個人情報のこともあり、報告は控えさせてほしいとのこと。
 業務災害に関しては、労災隠しなどは一切無く、現場から上がっている数字を発表している。また、現場での熱中症対策やトイレ、休憩所も以前より良くなっているとの回答でした。

副執行委員長 永尾 博


大成建設(株)報告

 組合員から「大成建設の現場で数日間の応援に来てもらう人に対しても雇用保険に入らないと現場に入れなくて困っている」との相談を受けていたので、交渉時にその点を確認しました。
 企業側は「2月から3月にかけて、どのような状況でも雇用保険は絶対に加入しないと現場に入らせないと決めていた。現在は雇用保険の概要に沿って対応している」と答えました。

書記長 中野克哉


(株)鴻池組報告

 標準見積書の活用については、協力会社には説明会を開催し、請求するように指導している。標準見積書の提出は官民問わず100%の提出。法定福利費が明示されていない見積書については、再提出を促しているとのこと。
 賃金については、関西地協として1日2万6000円を要求賃金としているが、企業側としては「現状はそこまでいっていない。我々も、そこまでもらっていないので」との回答がありました。

常任書記 篠木奉和

  • 関西地協企業交渉大成建設との交渉

熱中症にご注意を

最悪死に至ることも

 熱中症が発生しやすい季節になりました。気象庁が発表した5月から向こう3ヶ月の予報によると平均気温は平年並みか平年より高くなるとありました。建設現場は高温多湿な現場で作業することも多く、特に熱中症を生じやすい労働環境にあります。熱中症による死亡災害の発生件数は全産業の半数以上を占め、特に7・8月の午後に発生しています。

 もしも、次のような症状が出た場合、熱中症を疑ってください。

1.軽度の症状(現場での応急処置で対応できる)
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない
2.中等度の症状(病院への搬送が必要)
頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
3.重度の症状(入院して集中治療の必要性がある)
意識がない、けいれん、高い体温である、呼びかけに対して返事がおかしい、まっすぐに歩行・走行できない
熱中症予防について

 環境省では熱中症関連情報を提供するホームページ「環境省熱中症予防情報サイト」を公開しています。
 このサイトでは「暑さ指数」を公開しているので、熱中症予防対策としてぜひご活用ください。

熱中症が疑われたとき

 死に直面した緊急事態であることをまず認識しなければなりません。重症の場合は救急隊を呼ぶことと同時に現場ですぐに体を冷やすことが大事です。

1.涼しい環境への避難
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などに避難させましょう。
2.脱衣と冷却
衣服を脱がせて、体から熱の放散を助けます。皮膚に水をかけて、うちわや扇風機等で扇ぎ、体を冷やします。体温の冷却はできるだけ早く行う必要があります。重症者を救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げることができるかにかかっています。
3.水分・塩分の補給
冷たい飲み物を飲ませます。冷たい飲み物は、胃の表面で熱を奪います。大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分も適切に補えるスポーツドリンクなどが最適ですが、食塩水(1リットルに1~2グラムの食塩を入れたもの)でもよいです。呼びかけや刺激に対する反応がおかしいなど意識障害がある場合には、経口から飲ませることは危険です。
4.医療機関へ運ぶ
自力で水分の摂取ができないときは、緊急で医療機関に搬送しましょう。講者は作業できません
特別教育を受講せず、7月1日以降も継続して作業についていた場合は、安全衛生法第36条違反として事業主と本人が罰せられます。